春がきた?

あいにくの雨と風ですが、この二日よく晴れて、今日の強い風は春一番だったのでしょうか。今朝、大発見をしたので、そのことについて書きます。

春が来たことを英語で”Spring has come “と言うのだよ、と、その昔中学校で習いました。けれど中学生の私には、スプリングとカムのあいだにどうしてハズがやってくるのか、どうしてもわからなくて、単語の意味的には真ん中は抜いても通じるだろうに、なぜそんな余計なハズなんか付けるんだろう?その頃はそんなふうに思っていたはずです。

たしか現在完了形とよばれる時制で「ちょうどいま~をしたところだ」といったふうの日本語訳がつけられて、現在に完了したさまをあらわすものだと教えられました。

けれど、普段の日本語の生活と、海外旅行程度の異国での滞在の中ではそのような表現にふれることもなく、それらの疑問は意識の底のほうに沈んでしまっていたようです。伝えたいと受け取りたいがお互いにあれば、国の内外を問わずコミュニケーションはとれるという実感は、長じるほどに次第に増してゆきました。

で、今朝、なぜか今朝なのですが、昨日おとといと続いた晴天と朝の緩んだ気温に少し浮き立つような気持ちになっていて、そこに天からの采配とでもいうべき何かが、そうした浮き立つ気持ちとhasとを結びつけてくれたというか、意識の底から引っ張りあげてくれて、30年来の疑問に、ある気づきを与えてくれました。

「ただ春の到来が、ただただうれしいから、 このきもちを何とかして伝えたいとおもったときに、たまたま使ってみたのがhasだった。なによりもとにかくうれしかった。」

そう考えると身体の中の納まりがよいというか、すとんと腑に落ちました。英語を話すひとたちの、春をよろこぶ気持ちに自分が重なることができたといえばすこし大袈裟でしょうが、雨が降り続いているにもかかわらず、すっきり晴れやかな気分です(まだ仮説ですが)。
明日は雪の予報ですが、まちがいなくもうすぐ春です。

ところで今風に意訳したら”Spring has come “、
「春が来たぜえ~」くらいになるのでしょうか(もう古いのか?)。
(渡辺)

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