仮設工事

仮設工事の「仮設」とは、工事を円滑に進めるために、仮に設ける(完成時には撤去する)一時的な施設や設備などを指します。

例によってウィキペディアを覗いてみたらそれ自体の記載は無く、ことバンクによると「足場、養生、清掃片付け、工事用電力・用水、仮設トイレなどに関する工事が含まれる。」と、ありました。建築以外にも広く一般的につかわれる言葉なのだろうと思い込んでいたのですが、どうやら建築関係の専門用語に近い扱われ方のようです。

まっさらなパソコンに「かせつ」と入れて漢字変換すると、ふつう、「仮説」と表示されるのだそうです。

写真中央、柱に白い四角形の箱が2つ取り付けられています。これは工事に必要な電源を確保するための、「仮設」のコンセントとメーターボックスです。

中を開けるとこんな感じです。

各回路ごと、そしてメインのところに漏電遮断機(ブレーカー)があるのは、完成時、建物内に取り付けられる分電盤と同じ構造です。

底の部分にある切り抜きは、コンセントを差したときでも蓋を閉じることができるように設けられた、電気器具のコードを通すためのものです。

これは「仮設」の水道です。敷地内にあるメーターボックスをそのまま活かして設置しています。

電気と水道、そしてトイレを備えて、まずは準備完了です。建築工事の前に、まずは既存建物の解体工事がはじまります。

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