「建築は詩」建築家 吉村順三のことば一〇〇(彰国社)

新聞や雑誌や書籍など、活字として残された吉村順三さんの言葉、百選です。

「建築家として、もっとも、うれしいときは、建築ができ、そこへ人が入って、そこでいい生活がおこなわれているのを見ることである。日暮れどき、一軒の家の前を通ったとき、家の中に明るい灯がついて、一家の楽しそうな生活が感ぜられるとしたら、それが建築家にとっては、もっともうれしいときなのではあるまいか・・・・」

上の言葉からはじまる朝日ジャーナル掲載の文章をはじめ、読み返すたび、あるいはランダムにページを開くごとに、吉村さんが建築家として居てくださったことと、残されたものを今こうして読めることの大きさと、ありがたさを感じます。いつ読んでも新鮮で、安心できる、大切な本です。

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