地盤調査 (表面波探査)

先日おこなった地盤調査の様子をご紹介します。今回の調査は、「表面波探査」と呼ばれる方法を採用しました。

表面波探査(ひょうめんはたんさ)とは、地盤を振動させ、その振動の伝わる速度によって地盤の強弱を確認する調査方法です。上の写真手前に見えるのは振動機で、ここから地盤面に振動を与え、人工的に「小さな地震」を起こします。

そして、その際に伝わってゆく振動を検出器と呼ばれるセンサー(上の写真右手の、二つの金属製の円柱)で測定、解析します。

敷地には当初、モルタルが一面に塗られていて、振動機と検出器をどのように設置するか、が課題だったのですが、敷地の一方は、モルタル面の一角を部分的に斫り取り、他方、対角線方向は、隣地の庭の一部をお借りして機器を据え、測定をおこないました。

データは、地表面から10m程度の深さまで検出されます。解析結果は良好で、杭打ちなどの必要はない、との所見でした。

以前、「サービスです」と称しておこなわれた地盤調査では、軟弱地盤である旨の報告を受けられた(けれど、調査データや報告書などの提出は一切なかったとのこと)ようなのですが、現地の状況を見れば見るほどにその調査結果への疑問を取り去ることができず、再調査をおすすめして今回の調査に至ったのですが、良い結果につながり何よりでした(^^)

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