川沿いの白い家 外構リニューアル

昨年秋より計画を進めていた、「川沿いの白い家」(米子市、2006年竣工)の外構(スクリーン)リニューアル工事が先日終わりました。

スクリーンは、これまでの木製土台、柱、控え柱(頬杖)に横格子を組んだものをいったん撤去し、あらたに鉄骨柱とアルミ製品の板材を組み合わせたものに作り直しました。 作り直しにあたって、今回は板材に幅広のものを用い、「目透かし幅」はこれまでよりも狭くして、区切った内部が通りから見えにくい、独立性を高める意匠・機能としています。

玄関先まで自動車で横付けできるよう、建物側3メートル分の既存基礎は解体撤去してスクリーンは設けず、専用通路としています。

先月初めのブログ でもご紹介したように、鉄骨柱は既存基礎をコア抜きしたうえで、アンカー打ち、溶接、モルタル充填して固定しています。控え柱(頬杖)もこれまでの基礎を利用して、「鉄骨製」で設えなおしました。

木製に比べて、間違いなくメンテナンス性には優れるものの、果たしてアルミ製の板材が外観上「浮いて」しまわないか、正直なところやや心配であったのですが、結果的には上の写真のように、門扉上部の屋根組み(杉無垢材にオイルステインを塗ったもの)と比較しても違和感なく納まり、ホッとするのと同時に、材料の進化とはまさに日進月歩なのだなあと、感心しています。

そして、加えてこの結果は、アルミ製で行こうと背中を押してくださったクライアント様と、製品選定の際、できるだけ木製無垢材の質感に近い、細かい凹凸を持つ製品を提案してくださった建材商社さんに依るところが非常に大きかったことを、申し添えておきます(ありがとうございました)。

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