スポーツの秋

いきおいあまってエントリーしたテニスの市民大会に秋分の日の先日、行ってきました。

「第45回西島杯テニス選手権」、男子シングルスB級。
会場は米子市営東山公園庭球場です。

しばらくブランクが空いたテニスですが、帰郷を機に再開してそろそろ11年になります。なかなか定期的に、というわけにはゆきませんが、気持ちのよい汗を流せています。

加齢とともに、頼んでもないのにウエイトが身についたり、しかし重くなった動きをカバーする技術は身につかなかったりですが、さわやかな秋の陽射しに誘われて、久しぶりの大会参加となりました。

この日の米子市は最高気温が30℃を超え、試合前に屋根のついた観客席で待っているあいだは、会場を見渡しながら、そういや今日は秋分の日だから、北向きの影の長さが終日一定だったよなあなどと実に呑気なものだったのですが、いざコートに入ったら暑い暑い。

2回戦からの初戦は対戦相手の高校生くんに圧倒され、ヨレヨレになりながらもなんとか凌いで、実力以上には競り合えたものの最後には息切れ、あえなく敗退となりました。うーん残念です。

とはいえ、終わってみればここちよい汗でした。

追記:
ケガも、思ったほどの筋肉痛もなく、翌日もまあふつうに歩けました(^^)v・・・とおもっていたら来ちゃいました昨日、これが 「3日後の筋肉痛」 というやつですか。とほほ。

上道ご近所ガイド

弊社のある境港市上道(あがりみち、と読みます)町は、市役所、市民会館、郵便局、商工会議所、銀行やお菓子屋さんなどが集まって、設計事務所を構えるにはなかなかに便利のよい場所です。

市役所の建築指導課まで徒歩5分、図書館まで徒歩3分、郵便局まで徒歩1分の近さで、メインストリートに沿って主要な建物がたち並び、いかにも市内の中心部な雰囲気です。

けれど今井書店さんの角を曲がって通りを一本入ると、

こんな感じ^^

畑や果樹の緑が残る、のんびりした住宅地です。写真右手奥にかすかに見える、黄色い建物の2階が弊社事務所です。風かよく通り抜ける、きもちのよい環境です。

通りを南に進んだ先は母校、境高校です。午後になると運動部の声が風に乗ってよく聞こえます。

当初は自宅で開業する予定だったのですが、調べてみると都市計画法上の制約で叶わず、それならばと市内に貸事務所を探して、この地にご縁がありました。

朝晩は涼しいのを通り越えて肌寒いほどになって、日中の陽射しもいくらか和らいできたようです。お向かいのクロヤギさんは朝食後の日光浴でしょうか。

といった感じの上道界隈です、近くにお寄りの際にはどうぞお声かけください。

宮崎駿さん

スタジオジブリ、宮崎駿さんの引退記者会見を遅ればせながら昨日みました。

これまではジブリ作品といえば、

「打ち合わせの際、お子さんに観てもらうもの」

といったくらいの距離感だったのですが、先日観に行った「風立ちぬ」にすっかり打ちのめされてしまい、そこから宮崎駿さんっていったいどんなひとなんだろうと、雑誌とNHK「プロフェッショナル」に引き続いてノーカットの2時間弱でした。映画同様、終了まであっという間でした。

ときおりユーモアを交えながら質問に答えられる様子を高僧の念仏を聴く馬のごとく、けれど馬なりには精一杯目と耳を傾けていたのですが、そのなかで発せられる言葉の、身を削ったフィジカルな重みには、そこからの重力にどんどん引き寄せられてゆくようでした。

ご自身の手描きが前提である、これまでの制作方法を貫かれたが故の、体力的にそれがもう叶わない長編作品からの引退なのだそうです。残念です。

とはいえ、

「映画にメッセージは込められない。なんだかよくわからないけどこっちだろうと思って進みながら、その意味は意識の上では追い切れないし、わかってしまうレベルでは、ロクなものにはならない」

など、まだまだ最前線でつくられる気配満載のコメントもされていたりだったので、数年後に

「なんだかしらないうちに話がふくらんで、短編だけど1時間40分の作品です。」

みたいな発表があるのを気長に、楽しみに待とうと思います。
映画、もう一回観に行こうかな・・・

季節の変わり目

境港は雨降りからはじまった一週間でした。

鉛色の空を見上げると、あの猛暑がなんだか遠い昔の出来事みたいで、雨脚が強まって気温が下がってもうこのまま冬になるんじゃないかと覚悟していたら、週後半の今朝、見上げた空は秋の青空でした。例によって暦をみると明日9月7日が白露、昔のひとはスゴイですね。

真夏の薄い水色とは違った、抜けるような青空のこの時期は漆喰の白がよく映えて美しいのですが、同時に台風の季節でもあります。

吹きつける強い風は、ここ数日の竜巻のニュースのように場合によっては建物を剥がして吹き飛ばすほどの力を持っています。一般的な規模の木造住宅の場合、その多くは地震よりも暴風に対しての検討結果によってその構造強度が決まるほどで、具体的には屋根を含めた外壁面の形状と面積は、プランニングにおいての重要な要素です。

青い空を見上げると、これからしばらく過ごしやすい季節のはじまりを予感させるかのようです。ビールも「秋味」が出揃って、サンマもそろそろですね。

よい季節のはじまりの予感に勢い余って、テニスの大会に久しぶりにエントリーしてしまいました。出るからにはもちろん、怪我なく翌日を迎えられるようがんばってきます(^^)

消費税の季節

判断時期といわれる9月末~10月初旬を前にして、ここのところ新聞やテレビニュースにもよく取り上げられるようになりましたが、来年春以降の消費税増税、いったいどうなるのでしょうか?報道によると、いまのところ「増税、先延ばし、どちらもありそう」です。

もうどうせならいっそのこと、決定前に福祉目的 ToTo でもつくってその第一弾を

「今回の増税決定の有無とその内容についての5択」

にでもしてくれたほうがかえって財源確保になるんじゃないのかといった冗談くらいしか思い浮かばないほどに、バブルはいらないけれど、景気回復の実感は「うーん」といった感じです。

写真は先日おこなわれた国交省主催の「住宅関連税制とすまい給付金」についての説明会でいただいたパンフレットです。説明会ではこれまで報道されてきた、

・9月30日まで契約の経過措置
・所得税、住民税控除

に加えて、

・一戸あたり最大30(50)万円の現金給付

についての説明がおこなわれました。

給付金の経緯について、駆け込み需要の混乱による品質の低下を避けるために現金給付での更なる負担軽減の措置をとることになった、とのことで、現在計画中の方、そして我々つくり手にすればたいへんありがたい施策ではあるのですが、しかしこのタイミングで増税して景気が好転して税収はほんとうに増えるのだろうかなどと、余計な心配もちょっとだけ頭をよぎりました。

司会の方、講師の方ともに「内容は6月25日の与党合意に基づくもので、最終的にはまだどうなるかわかりませんよー」としきりにおっしゃっていたところをみると、最終の判断は、まだどうなるのかわからないふうでした。さていったいどうなるのでしょうか、うーん。