
先日、鳥取県主催の「鳥取県版構造計画ガイドライン(案)」説明会に参加しました。
ガイドライン案は、「戸建て住宅において、一般に流通している部材で、経済的で高い耐震性能を確保する」ための、6つの構造計画のルールにより構成されています。
この6つのルール、説明会前半での「はじめの1から5」の解説では、凡そ一般的・堅実なお話が続いた(来月改正となる建築基準法を補完する意味では、大変意義深い内容でした)のですが、その後の説明会後半、「6つ目」のルールであるスケルトン・インフィルの、実践例のご紹介とご説明には、なるほどその手があったかと、一気に眠気が吹き飛びました^^;
やや大仰ですが、これ(スケルトン・インフィル)は、ここから先、たとえば今から10数年後に振り返えると、ひょっとすると木造住宅の「構造のあたらしいスタンダードのひとつ」になっているかもしれません。
大工さんの創意工夫から生まれた実践例に対して、その考え方を私たち設計者が活かす方法、具体的には基本・実施設計段階での室の区切り方や部材配置について、あらためて考えるための非常によい機会になりました。