猫の爪研ぎ場所(後編)

前回のブログにてご紹介した、「爪研ぎされた建具枠」は、その後、クライアント様からご提案いただいたアイディアを基に、改修をおこないました。

上の写真の左手に掲載されている、洗濯板(ご存知ですか??)状の板は、「爪とぎボード」という名称の、猫の爪研ぎ専用の板で、獣医院さんの待合に置かれていた雑誌に掲載されていたそうです。

「このボードを建具枠に貼り付けてはどうか?」とのクライアント様からのアイディアを基に、爪研ぎボードの加工と建具枠の痛んだ箇所の取替などの作業を木製建具業者さんにお願いしました。

そして作業は無事完了して、

上の写真のように仕上りました。

爪研ぎボードの木生地色が、壁面の白、木部の黒に対して程よいバランスとボリュームで、ボードと枠の取り合いも、すっきりとした「よい仕事」に納めてもらいました(中井木工所さん、ありがとうございました)。

後日クライアント様にお伺いしたところ、猫くん、気持ちよさそうにこの場所で、爪研ぎしているそうです^^

猫の爪研ぎ場所(前編)

先日、「川沿いの白い家」のクライアント様から、ご自宅の引戸補修について、ご相談の連絡をいただきました。

電話でお話を伺ったところ、引戸は室内のもので、補修内容は、レールや戸車などのいわゆる消耗部材の交換ではない様子です。ともかくまずは現況確認に伺いますとお伝えし、後日お邪魔したのですが・・・

引戸は、上の写真のように、框(かまち)組みされている枠材の、手前側の縦枠が、鋭利な何かで削り取られた状態になっていました。

クライアント様にお伺いしたところ、この場所は、猫のお気に入りの爪研ぎ場所になっているとのことで、そう、「鋭利な何か」とは猫の爪で、この実行犯(笑)は猫でした^^

逆方向からの写真を見ると、削り取られた様子が更によくわかるのですが、厚さ30ミリの縦枠が、場所によっては1/3程度しか残っておらず、このまま爪研ぎが続けば、現状の構造を保てなくなる可能性もないとは言えません。

枠材の樹種はスプルース(マツ科)で、内部建具によく用いられるものなのですが、しかし、これほどの状態になるまでに爪研ぎしたこの場所は、猫にとって、よほど気に入った場所なのだろうなあと妙に感心しながら、何か対策を考えなければなりません。

とはいえ仮に、枠材をあたらしいものに交換しても、ここが猫のお気に入りの爪研ぎ場所であれば、「同じこと」が繰り返されそうでもあります。

うーむ、さて一体どうすればよいでしょうか・・・

(「後編」へ続きます。)

内部造作工事(「彦名の家」)

「彦名の家」は、木工事も終盤戦に差し掛かり、現在、内壁の石膏ボード張りなどをおこなっています。

写真上部に見える、格子状の壁下地から先(奥行=半間、約80㎝)は、小屋裏空間です。

ここはリビングに設置するエアコンの、電源と冷媒管の配管スペースで、当初は設置・配管とメンテナンス用に、壁付け点検口を設ける計画でした。が、上棟後に確認してみたところ、点検口(約45㎝角)ではヒト・モノの出入りがし辛く、おそらく後々のメンテナンスにも悪影響を及ぼしそうです。

それならばと、点検口をキャンセルして、小屋裏への出入りは、壁面左手に開口(壁長さの約1/4のところ、格子状ではない部分が「それ」です)を設け、片引き戸を介して出入りできるように設計変更しました。片引き戸はその他の建具の意匠に併せて、しな合板素地のフラッシュ戸とする予定です。

あけましておめでとうございます。

あたらしい一年がはじまりました。

本年も引き続き、地に足のついた住まいづくりをクライアント様、職方のみなさんと一緒に、コツコツ進め積み重ねてゆきます。「安心して住み続けることのできる家づくり」を念頭に、精進を重ねて参ります。

皆様には変わらぬご愛顧のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。

2021年1月1日

渡辺浩二

年末のご挨拶

今年も残すところあと僅かになりました。

一年が過ぎるのが早く、特に12月に入ってからは本当にあっという間ですね。

全世界的に予想のつかない、なかなか簡単ではない状況が続いていますが、おかげさまで今年も健康で、現場での事故も無く、一年を無事に過ごすことができました。

ここのところ、ブログ更新の間隔が安定せず、申し訳ありませんでした。家づくりに関して、皆様にお知らせしたい話題の「在庫」は、この一年で一年分、積み増ししています。以降追々に記してゆきますので、来年もまた、変わらずお立ち寄りいただければ幸いです。

尚、弊社の年末年始の休業期間は下記のとおりです。

(休業期間)
12月29日(火)から1月5日(火)まで
※新年は1月6日(水)より、業務開始します。

時節柄、くれぐれも体調など崩されないよう、どうぞご自愛ください。
来年も変わらぬご高配を賜れますようお願い申し上げ、年末のご挨拶とさせていただきます。

それでは皆様よいお年を^^/

渡辺浩二