前々回のブログ では、境港から車で東へ2時間半ほど走った先の、まだ雪の残る兵庫県北部、美方郡新温泉町にうかがった様子をご紹介しましたが、今回は、その兵庫行きから間を空けずに西へ向かった、島根県西部の浜田市(境港から車で約3時間)での様子をご紹介します。
ご依頼いただいた業務を終え、帰路に就いてしばらくすると左手に「石見(いわみ)海浜公園」の看板が目に留まりました。ちょうどよい時間だったので、昼休憩を兼ねて看板に誘われるまま、駐車場に車を停めて海浜公園内へ足を進めてみると、そこには・・・

透き通る青空、春の色になった海面、そして

白い砂浜の三点セットで構成された、見事なまでの「春の海」が広がっていました。

浜田市は、廃藩置県以前には「石見の国(島根県大田市 / 出雲市を境にして、出雲市以東が『出雲の国』)」と呼ばれた地域ですが、緑よりも岩肌が目立つ半島の景色は、境港で目にする島根半島の、豊かな木々や季節の花などに比べると、同じ山陰とはいえ随分違うものです。そうした違いにも感心しつつ、しばらく海風に吹かれながら過ごして、図らずも心地よい昼休憩になりました。
数年前にお邪魔した際には4時間近くかかった、浜田市までの道程でしたが、高規格道路の整備が進み、(個人的に「走りにくいなあ」と感じる区間を一般道に切り替えたルート設定であっても)片道で約1時間ほど短縮することができました。これは想像以上の負担減でした。
前々回ブログの兵庫県北部から今回の島根県西部まで、同じ春の空の下でも、積もる残雪から春の海までの「振れ幅」を持つ山陰は、長いです。