地盤改良工事(廻り土間の家)

「廻り土間の家」は先日、地盤改良工事をおこないました。

支持地盤が比較的浅いところにあったため、杭打ちなどをおこなわない「表層改良」を選択したのですが、今回はその様子をご紹介します。

上の写真は、重機搬入を済ませ、改良する範囲をマーキングしているところです。この後、施工区分のマーキングをおこない、改良用のセメント系固化材の搬入をすませてから、作業を開始しました。 

作業は、もっとも奥になる、敷地南東側からはじまりました。バックホウが吊り下げているのは、セメント系固化材です。

掘削をはじめると、支持層が、ほぼ調査データの深さに見つかりました。上の写真の赤茶色の部分から下層が、南東角地の「それ」です。ここから上層(=「軟弱な地盤(層)」)に、良質土(掘削した土から、植物の根や礫などを除いたもの)と固化材を混ぜ合わせて転圧した、改良地盤(層)をつくります。

この工法は、一般的には「地盤から2.0mまでの深さに支持層がある場合」を目安として選択されることが多く、くい打ちなど、他の工法に比べて「表層」の地盤を改良することが、その名前の由来であるようです。

今回の支持層の最深部分は、「地盤から約1.0m」でした。規定に基づき、厚さ(深さ)が50cmを超える層については、50cm以下ごとに2層に分けて改良(良質土作成、固化材混入、撹拌、転圧)をおこないながら、作業は、前半戦は快調に進んでいたものの、次第に掘削土中の植物根と礫の割合が増えてきて、後半は、良質土作成にかなり難儀されたようです。が、全体的には工程どおりの工事進行でした(ありがとうございます)。

敷地全体の改良がひととおり終わったところで再度転圧、水撒きをして締め固めて、作業は無事終了しました。採取した試供体の強度検査も合格し、シグナルブルーとなった現場は、来月初旬に着工の予定です。

ブログ、引っ越しました。

これまでお世話になっていた、プチホームページサービスさんのサービス終了に伴い、本日1月31日より、弊社ブログをこちら(ロリポップ!さん)に移転しました。

これまでの記事についても、同様にご覧いただくことができますが、改行やリンク先アドレスの手直しがまだ完了していないため、やや読みづらいです。すみません。

修正作業は逐次進めてゆき、新規投稿についても現在準備中(2月7日(金)の更新予定です)です。また、お立ち寄りいただければ幸いに存じます。

ブログへのアクセス方法は、これまでどおり弊社ホームページの「ブログ」からもご覧いただくことができます。が、旧アドレスからは繋がらなくなっていますのご注意ください。新ブログの独自ドメインは、まもなく取得予定です。

以上、いろいろとご不便をおかけしますが、変わらぬご愛顧のほどお願い申し上げて、ブログ引っ越しのご挨拶とさせていただきます。

2020年1月31日

渡辺浩二

あけましておめでとうございます

あたらしい一年がはじまりました。

本年も引き続き、地に足のついた住まいづくりを、クライアント様、職方のみなさんと一緒に、コツコツ積み重ねてゆきます。「安心して住み続けることのできる家づくり」を念頭に、精進を重ねて参ります。

皆様には変わらぬご愛顧のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。

渡辺浩二

年末のご挨拶

今年も残すところあと僅かになりました。

毎年のことですが、12月に入ってからは、本当にあっという間ですね。

おかげさまで今年も健康で、現場での事故も無く、一年を無事に過ごすことができました。

当ブログで皆様にお伝えしたいお話はいろいろあるのですが、ここのところ更新に至らずで、申し訳ありませんでした。ストックしている 「ネタ」 については追々記してゆきますので、来年も、変わらずお立ち寄りいただければ幸いです。

尚、弊社の年末年始の休業期間は下記のとおりです。

(休業期間)
12月28日(土)から1月5日(日)まで
※新年は1月6日(月)より、業務開始します。

時節柄、くれぐれも体調など崩されないよう、お気を付けください。
来年も変わらぬご高配を賜れますようお願い申し上げて、年末のご挨拶とさせていただきます。

それでは皆様よいお年を^^

渡辺浩二

建築模型 (東津田の家)

「家づくりの流れ」 でも触れていますが、弊社は原則、基本計画案がまとまった段階で模型を作り、クライアント様にご覧いただいています。

模型 (縮尺50分の1) を使って、

・室内と外観のボリュームや質感
・室内への自然光の入る様子や視界の 「抜け具合」
・外部からの建物の見えかた

などについてご確認いただくのですが、今回は、先日お渡しした模型をご紹介します。

敷地は、前面道路から約40センチ上がった位置にあります。この40センチの高低差に 「敷地から1階の床面まで」 の高さを加えると、前面道路から1階床面までの高低差は、約1メートルになります。

この高低差に対して、

・無理のない段差、幅員、長さのアプローチを設け、
・同時に、自動車2台 + α + 自転車・バイク、の駐車・駐輪スペースを確保した

平面・空間構成とするにはどうすればよいか?

これが、クライアント様との打ち合わせを繰り返す中で見えてきた、課題のひとつでした。

この課題に対して、

まず、 「メインの構造体」 を敷地地盤面に計画して建物本体とし、そこに沿わせるように、道路面を基準とした平屋の玄関 (上の写真の左手裏側に、玄関戸があります) と駐輪場を組み合わせました。

前面道路から1階床面までの高低差は、玄関ホール内に階段を設け、段差部分の床面積を最小限に留めて、必要な駐車・駐輪スペースを確保しています。

バリアフリーへの対策としては、作業用動線である建物北側に作業運搬用のスロープを設け、主要動線については、リビングの南側外部に屋根付きのウッドデッキをしつらえて、リビング、デッキから庭を経由して駐車場に至るまでのルートとし、その間を緩勾配のスロープが確保できるだけの広さ (=長さ) としています。

屋根付きのウッドデッキは、バリアフリーの通路としてだけでなく、ウチとソトとを繋ぐ緩衝地帯として、建物と敷地の 「仲を取り持って」 もらうような意図も持たせています。

上の写真は建物西側 (そして1枚目の写真は、建物の東側) です。

冬の朝と夕方、敷地の上空ほぼ真上を東西に往って戻る、ハクチョウの姿を楽しむことができるようにと、基本設計時、バードウォッチングがご趣味の、クライアント様ご夫婦のご要望に沿いながら、東、西側それぞれの窓配置を進めてゆきました。

そうして決まっていったそれぞれの窓の位置や、採光、視界の抜けなどのご確認にはやはり、模型が一番だなあと、今回の基本設計の最終打ち合わせの際にもあらためて実感したのですが、引き続き現在も、進行中の実施設計の力強い味方となってくれています。

島根県松江市の計画です。