住宅の耐震性能を測る「モノサシ」

住宅に求められる耐震性能の基準について、現在の法令・基準をお浚いします(追記:長くなったので、今回一緒に予定していた「個別で具体的な内容」は、次回にあらためます)。

「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(第3条と、告示第1346号の「日本住宅性能表示制度基準」)において、住宅に求められる耐震性能は、

極めて稀に、数百年に一度程度発生する地震による力に対して『倒壊、崩壊しない』」且つ「稀に、数十年に一度程度発生する地震による力に対して『損傷を生じない』」住宅は「耐震等級1」(建築基準法同等)で、

上記地震力の1.25倍に対して「倒壊、崩壊しない(損傷を生じない)」ものは「耐震等級2」、

同様に1.5倍、に対しては「耐震等級3

といったように、3段階に分けて定められています。

具体例として以下、「建物(の構造モデル)を wallstat で実際に揺らしてみた動画」をご覧ください。


この建物の挙動(応答)が、「極めて稀に発生する地震」の力に対して「倒壊、崩壊しない」一例です。

次に、同じ建物を「極めて稀に発生する地震の1.5倍の力で揺らしてみます。すると、

倒壊してしまいました。

では、この建物の窓の面積を小さくして(つまり、壁を増やして)から、もう一度「『極めて稀に発生する地震の1.5倍」で揺らしてみると、

かなり揺れましたが、倒壊には至りませんでした。

最後に、前回ブログの建物を同様に、「『極めて稀の1.5倍」で揺らします。

これらの「見える化」を通してわかった、耐震性能を考えるうえでの個別で具体的な内容については、次回のブログにてあらためます。