「個別で具体的な」耐震性の検証(後編:その1)

またしても間が空いてしまいました。申し訳ありません。まずは前回の「中編」をお浚いさせてください。

追記:長くなったので「後編」は、今回の「その1」と次回更新の「その2」に分けてお送りします。

「極めて稀な地震」の1.5倍の力に対して倒壊した、上の動画の建物モデルに、

「窓の面積を小さくする」修正をおこなった、つまり「窓下の小壁を増やす」対策を講じることで倒壊を防いだのが、上の動画です。

前回はこの後、この修正モデルの屋根(水平構面)を取り外した状態で、引き続き耐震シミュレーション(詳細については、 こちら をご覧ください)をおこないました。

対して今回は、(上の修正モデルの)構造上の主要な接合部である「柱と梁、柱と土台を緊結する金物を取り外した」状態でのシミュレーションをおこない、その際の挙動・応答が、建物の耐震性に対してどのような影響を及ぼすのか、「見える化」をおこないます。

それでは早速、柱と梁(柱の上端なので、「柱頭」とも呼ばれます)、柱と土台(柱の下端なので、「柱脚」とも呼ばれます)の接合金物を取り外した建物モデルを「揺らして」みます。

ここまでにおこなった、一連のシミュレーションに比べて、倒壊に至るメカニズムが少し異なるようです。今回は倒壊ではなくむしろ崩壊、という表現がより近いのかもしれません。

前回(屋根なし)、そして 前々回(耐力壁の偏芯) と同じように、今回も、倒壊(崩壊)を防ぐための対策を講じます。具体的には、これまでの対策に倣って、まずは「壁(耐力壁)を増やす」修正をおこない、建物の耐震性能がどのように変化するのかを検証します。

続きは次回(11月15日更新予定です)、「後編:その2」にて、ご紹介します。