耐力壁、外壁左官工事(「宮前の家」)

「宮前の家」は現在、室内では耐力壁(たいりょく ‐ へき)を貼り進めています。

耐力壁とは、地震や暴風など、建物を「横に揺らす」力に対抗する※ために配される垂直構面のことで、今回は強度と施工性などを勘案して、「構造用合板を釘打ちして固定する」仕様の耐力壁を採用しています。

※詳細については、弊社「家づくり資料室 1:住宅の構造強さについて」をご参照ください。

外部では、外壁左官工事が進んでいます。

木製下地の上に貼った、防水紙と鉄網と力骨(上の写真の「白地」が防水紙、「小さなひし形」が網、「枡目」が力骨です)で構成した左官下地の上に、左官材料を下塗り、中塗り、仕上げ、の3層に分けてコテ塗りしてゆきます。

1層目には、セメントペーストの割合を多めにしたモルタルを塗って、中塗り、仕上げの土台をこしらえてゆきます。

下塗り完了後は、2週間ほど養生(=「寝かせる」)してから、中塗り、仕上げの工程へ進みます。