冬の体育館テニス

大寒をむかえて寒さもいよいよこれからの鳥取県西部ですが、仲間うちでの週一テニスは室内で継続中です。今シーズンは例年より1ヶ月早く、11月からのインドア入りでした。写真は、毎週金曜日の夜にお世話になっている米子産業体育館です。

テニスコートの表面(床面)は、ウィンブルドンの天然芝や、現在開催されている全豪オープンの塗膜など、いろいろな種類があるのですが、その違いによってボールの弾み方や弾んでからの球速にそれぞれ特徴があります。

摩擦のすくない天然芝(全英)は、滑るように伸びて球脚は速く、逆に摩擦の多い赤土(全仏)は弾んで遅く、塗膜(全米、豪)はその中間といわれていますが、今年の全豪オープンの会場は、試合時間短縮を目指して、これまでより「速い」塗膜にコート表面が塗り替えられているのだそうです。余談ですが以前読んだ本によると、フィリピンには貝殻を砕いて敷き詰めたコートがあって、デビスカップの会場として使ったこともあったそうです。弾み方はよくわからなかったのですが、夏は照り返しがキツそうですね。ちなみに米子市営東山庭球場は砂入り人工芝です。

で、「米子産業体育館コート」は、体育館なのでワックスのかかった板張りです。テニスボールの表面はフェルトで覆われていますから、打ち込まれたボールは、冬季オリンピックのスピードスケート競技がおこなわれている頃の、休憩時間での小学5年の男子のように、体育館の床を勢いよく滑ってきます(私のころはエリック・ハイデン選手がヒーローでした)。巷のテニス民の話を総合すると、このコート表面はおそらく世界最速で、「たぶんきっとウィンブルドンよりも速い」というのがいちおうの定説となっています。

しかし慣れというのは恐ろしいもので、この推定世界最速の体育館コートですが、何シーズンか続けるうちに私レベルでもなんとかラリーが続くようになって、いまでは冬のお楽しみになっています。4月からの外シーズン再開まで残り2ヶ月と少し、運動不足解消のミッションを果たすべく、引き続き楽しみながらよい汗を流してゆきたいです。

錦織選手、明日は3回戦ですね!
GO! KEI!

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