地域型住宅グリーン化事業

日本の住宅政策の 「量から質へ」 の転換は、

「住宅政策5か年計画」を廃止し、あらたに「住生活基本法」が制定された2006年(「耐震偽装問題」の翌年)からであると言われています。

「つくっては壊し」から

「よいものをつくって、きちんと手入れをして長く大切に使う」

住宅づくりをおこなうことが、これからの主流となるような政策の一大転換で、この流れの中で「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」(2008年)も制定されています。

普及に向けての国からの助成事業は、2008年の「超長期住宅先導的モデル事業」から今年度の「地域型住宅グリーン化事業」まで、名称や運用方法をその都度変更しながら(ややこしい^^;)、「よいものをつくって、きちんと手入れをして長く大切に使う住宅づくり」へのアシストが続けられていて、現在では、事業採択(事業審査の合格)を受けた事業者が設計・施工をおこなった住宅に対して、工事費の一部が補助されるシステムとなっています。

現在実施設計中の住宅は、設計業務と同時進行でこの、今年度事業である「地域住宅グリーン化住宅事業」の申請準備をおこなっています (今夏「山陰の木でつくるCM分離発注の家」として、国交省の事業採択を受けました)。

長期優良住宅は、個人的には今回で5棟目の案件なのですが、分離発注(オープンシステム)による事業採択を受けた事例、としては、この住宅が全国初となるようです。身が引き締まる思いですが、引き続きコツコツと、準備を進めてゆきます。

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