![](http://fancy-yame-5737.chillout.jp/blog/wp-content/uploads/2020/02/img_22d10edc8e370fb2dc07be0a285a4860.jpg)
「ワタナベ君、2階の物置からコウモリが出てきたよ!」 とのクライアント様からの連絡を受け(;゚Д゚)、先日、「川沿いの白い家」(2006年竣工)にお邪魔してきました。
なにはともあれ、まずは気になる箇所のチェックに、屋根に登ります。
![](http://fancy-yame-5737.chillout.jp/blog/wp-content/uploads/2020/02/img_ff3d721a84db4bca07667d18c217f0f3.jpg)
(上の写真の、)軒裏と外壁の取り合い部分の上端3センチ、垂木(たるき)と垂木の間には、屋根裏で通気ができるよう、外気導入用の「隙間」を取っているのですが、
![](http://fancy-yame-5737.chillout.jp/blog/wp-content/uploads/2020/02/img_4ba653c7915537c56c27163af6f30b05.jpg)
その隙間には、金属製のパンチングメタルを張り、鳥やネズミなどの侵入を防ぐ設計としています。ひょっとしたらこれらのパンチングメタルに、劣化によって穴が空いたり、部材が外れてコウモリの侵入可能な隙間ができているのではないかと、ひととおりをチェックしてみたのですが、幸いそれらの症状は見当たりませんでした。
ホッとしながらも、では侵入経路はどこなんだろうとあらためて外壁面に沿ってぐるりと一周します。すると、ちょうど当該箇所である、2階物置の外壁に面する位置に、エアコンの室外機からのダクトが引き込まれているのを発見しました。
クライアント様に伺うと、「侵入事件」がおこるまでは、外壁に空けた穴とエアコンダクトとの隙間はパテ埋めされていなかった、とのことで、どうやらこの隙間が、コウモリ君の玄関となった可能性が(かなり)高いようですとご報告差し上げて調査業務は終了、おそらくこれで一件落着となりそうです。
その後室内に上げていただいて、お茶をごちそうになりながら、久しぶりに室内を拝見したのですが、10年分の時間の蓄積を存分に堪能させていただきました。やはり無垢材はいいですねえ。
![](http://fancy-yame-5737.chillout.jp/blog/wp-content/uploads/2020/02/img_afc357b2533f75437d76c5c0d5cfb344.jpg)