鴻池の犬

遠方の現場に向かうとき、移動中のクルマのなかで音楽を聴きながらということが多かったのですが、音楽ばかりでもアレなので、落語も聴くようになりました。

桂枝雀さんが好きで、「代書」などの始終大爆笑のネタ( 信号待ちでゲラゲラ笑っているところをなんだこいつはと不審そうに覗かれたりもあったり )はもちろんですが、いわゆる人情ものも好きです。なかでもこの「鴻池の犬」は、もっとも好きなおはなしのひとつです。

子供の頃に離れ離れになった(犬の)兄弟のお話で、再会と弟くんの回想シーンも好きなのですが、前半部分の「だんさん」の矜持というか節度というか、背筋のとおった佇まいには、何度聴いてもそのカッコよさに惚れ惚れします。

CDにもうひとつ入っている「くしゃみ講釈」は、大爆笑必至のネタです。要信号待ち注意。

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