(個人的には)史上最大の大黒柱

前回のブログで模型をご紹介した「川沿いの廻り土間の家」は、実施設計を終えて、現在積算作業に入っています。

上の写真は、クライアント様のご実家を解体した際に取り置きされていた、欅の大黒柱で、ご厚意により、今回の計画に再利用させてもらえることになりました。柱の太さは各辺がそれぞれ1尺 (約30センチ) ほどもあって、私がこれまで見たなかで最大、おそらくこの先も、そうそうお目にかかれるサイズ、樹種ではなさそうです。

図らずも、これだけ大断面の古材を使うことができる貴重な機会に恵まれ、ならば曳き割って床板に、いやいやこれはカウンターに用いてはどうだろうなどなど、再利用の方法については、熱を帯びながら鋭意協議中です。

大黒柱の右手に見える柱も同様に、ご実家からの取り置き材ですが、おそらく玄関框に生まれ変わることになりそうです。

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